- 転職先が決まったので1ヶ月で退職できるのか気になる…
- 退職を伝える際に注意することとかあるのかな?
このような悩みを解消するために「1ヶ月で退職するための注意点」や「引き留めにも負けない接し方」について紹介していきます。
わたしは元転職エージェントで過去5回以上の転職経験から失敗経験も多く、他の人も同じような経験をしてほしくない気持ちからリアルな内容をお話ししていきたいと考えています。
それではさっそく見ていきたいと思います。
1ヶ月で退職は可能だが会社による
退職は1ヶ月前に申告でもほとんどの会社は問題ありませんが会社の規則にも左右されます。
必ず退職希望を提出する前に「雇用契約書」や「就業規則」を前もって確認しておきましょう。書面で何ヶ月前に申告することと明記されているので必ずチェックです。
しかし就業規則などには1ヶ月前でOKと書いてあっても、1ヶ月前は急すぎる!引き継ぎはしないのか?と言われてしまうことも多いでしょう。この場合は、可能な限り退職までの残りの時間で引き継ぎできることはやっておいた方が良いです。
続いてその理由を解説します。
同業界の転職なら円満退社がベスト
今後も同業界内で仕事をするつもりであれば、退職はできる限り円満に退社した方が良いです。
なぜなら、同業界内は驚くほど狭いので昔の同僚が取引先の人になるケースなども実際に起こり得ます。
退職時点での関係や仕事の取り組み方に問題がなければ悪い印象はないでしょうが、退職時に良くない形で辞めてしまった場合、少しネガティブな印象を持たれる場合もあります。
例えば数年後にまた転職をしようと考えたときに、転職活動中の企業に元同僚が採用面接に関わることもあります。そのような時はあなたの過去の仕事ぶりや退職の時の印象が大きく評価にも影響を与えてしまいます。
状況によっては円満退職でなくても良い
すべての人が円満退社できるわけでもありません。例えば以下のような状況の方もいるでしょう。
- 会社が根拠なく退職を渋る
- 辞めさせてくれない
- 精神的に辛く仕事が苦痛
- 体調不良が続き仕事が困難
体調や精神的にストレスが多い職場の場合は、続けていても良いことはありません。すぐに休職するなり退職をするなり自分自身の都合を最優先に考えてみてください。
転職をするにも健康あってこそなので無理はしないでください。
他に会社が退職を渋って辞めさせてくれない。何かと理由をつけて先延ばしにされるような職場の場合は、労働基準監督署に相談してみましょう。
また、会社とのやりとりも煩わしい、関わりたくないという方は退職代行を利用して自分の代わりに退職交渉を行ってもらうという方法もあります。
引き留めにあったら注意したいポイント
退職を願い出ると引き留めに合うケースがあります。そのような時は「退職理由を明確に(今の職場では不十分というのがポイント)」と「何があっても辞める意思を強く持つ」の2つのポイントを意識しましょう。
退職理由を明確に
引き留めにあった際でも退職理由は明確に持っておくのが良いでしょう。
なぜなら現職を辞めなくても良いよね。と思わせてしまうと引き留めの圧力に負けてしまい辞める理由をつぶされてしまうからです。
仕事には満足しているけど年収が不満という理由だと、年収が上がれば良いのか?となって年収アップするから残ってくれというようになります。
スムーズに辞めることができる退職理由の具体例だと、現職では成長機会が望めない、今後のキャリアを考えたときにスキルや経験を積むために転職をする。というような理由は現職を辞める理由がはっきりしているので、納得されやすいです。
辞める意志を強く持つ
辞める決意をしたら、退職するまで持ち続けるようにしましょう。
引き留めなどにあった場合、何度か話し合いの場を設けられます。その際に色々な甘い誘惑の言葉を投げ掛けられるでしょう。
勤続年数が長い人であればあるほど、あなたの感情に訴えかけてくる言葉をかけてくる上司、同僚などもいます。ついつい情に流されてしまいがちですが、しっかり意志を強く持つことは重要です。
まとめ:退職は明確な退職理由と強い意志を持って望むのがよい
ここまで「1ヶ月で退職するための注意点」や「引き留めにも負けない接し方」について紹介してきました。
なぜ退職する必要があるのかを相手に伝えることができれば、よほどのことがない限りスムーズに退職はできます。
しかし、会社によっては退職交渉がこじれてしまう可能性もあります。
その際はできる限り円満退社になるように最後までしっかり取り組むことがベストですが、状況によって難しい場合は退職代行などの手段も利用してみると良いでしょう。