- 内定後に給与交渉で失敗したら内定取り消しになる?
- 給与交渉のやり方やタイミングがわからない…
そんな疑問や悩みを解決するために「内定後の給与交渉で内定取り消しになる例」「給与交渉のベストなタイミングと切り出し方」について紹介していきます。
わたしは元転職エージェントで過去5回以上の転職経験から失敗経験も多く、他の人も同じような経験をしてほしくない気持ちからリアルな内容をお話ししていきたいと考えています。
それではさっそく見ていきたいと思います。
給与交渉で内定取り消し?!取り消しになる例
基本的に内定後に給与交渉をして失敗したからといって内定取り消しになることはありません。
しかし、あなたと企業の間で雇用条件が合わないと雇用契約が成立することはありません。
例えば、あなたがどうしても〇〇万円まで年収が欲しいとしたときに、企業側も希望年収を支給できない場合、希望にそうことができないため内定を取消させていただきます。ということも起こりえます。
転職において年収アップの優先順位が高い場合は、年収水準が高い業界を選ぶなど工夫が必要になるでしょう。
できれば年収は上げたいという温度感で考えている方はどのようなタイミングで交渉すべきか解説していきます。
給与交渉のベストタイミング
企業から内定連絡を受け取った後にオファー面談があるので、その間に給与交渉をするのがベストタイミングです。
なぜかというと、内定を出すということはあなたを採用したいと考えている状態なので、給与交渉の希望も通りやすい可能性があります。
内定前ではダメなのか?
内定前では早すぎます。
理由は、企業側は年収をいくら出せるかということよりも、採用することで会社や事業にプラスになるかという視点で採用活動に取り組んでいます。
面接が進んでいる段階では、現場メンバーや経営層との話し合いの中であなたを採用した方が良いのか?を検討しているところです。
その段階で年収交渉をしてしまうと、お金のことしか考えていないというネガティブな印象になってしまい、転職活動にプラスに働きません。
給与交渉の切り出し方と事前把握ポイント
オファー面談前のタイミングか、オファー面談がない場合はその場をセットしてもらいましょう。また、転職エージェントを利用している場合は、転職エージェント経由で給与交渉をしてもらいましょう。
自分で切り出す際の注意点は、内定をいただいたことに対して必ず感謝の気持ちを伝えた上で、切り出しましょう。感謝の気持ちを伝えた上で、年収についてご相談は可能でしょうか?というように切り出してください。
また、希望年収を伝える上で最も重要なのは、その年収をもらう価値が自分にあるかを根拠を含め説明することがとても重要です。
ココがポイント
ただなんとなく600万円欲しいので上げてくださいでは、絶対上がりません。これまでの経験やスキルであれば600万円が妥当だと思っています。なぜなら・・・という根拠を示せると成功確率がグッと上がります。
筆者の場合、他社で提示されたオファー年収を提示したり、現在の職種で経験を踏まえたときにどの程度の相場が平均的なのかを調べた上で、根拠も交えながら希望年収を伝えた結果、90万円ほどアップしました。
給与交渉の前段階で想定年収を聞いておく
給与交渉をする前に応募しているポジションの想定年収を聞いておくのもおすすめです。
なぜかというと、相手がどの程度まで年収を提示できるのか?を知っておくと希望年収と比較して交渉の余地があるのか、なさそうなのかを事前に把握しておけるからです。
もしも、企業が提示できる想定年収と希望年収がかけ離れている場合、その企業の応募を辞退するなど早い段階で判断をすることもできます。
この転職で年収アップの優先度が高い場合は時間をかけてオファー面談まで進んでも希望した年収が手に入らない可能性が高いと考えられるなら、時間がもったいないので、年収アップを叶えられそうな会社へ応募をするのがコスパが良いでしょう。
転職に何を求めるかで変わりますので、よく検討してみてください。
企業や募集ポジションの課題も把握しておくと尚よし
中途採用では即戦力が求められます。優秀な人に入社してもらい事業成長に貢献してもらいたいと考えているため企業も採用活動をしています。
そのため現状の組織の課題を解決してくれたり、戦力の一役を担ってくれる人は企業も採用をしたいと強く考えています。
現状どんなことで課題を感じているのかを解決できる経験やスキルを持っているのであれば、給与交渉にも応じてくれる可能性が高くなります。
面接で現状の課題と感じていることを把握することで後々の給与交渉の材料に活用することもできますのでぜひ試してみてください。
給与交渉をしない方が良い場合もある
企業によっては採用したいポジションのグレードや給与水準が決まっている場合もありますので、その場合は給与交渉はしない方が良いでしょう。
入社時の年収にこだわり続けてしまうと、企業も条件が折り合わないということで内定を取消しにせざるを得ません。
その際は入社時の年収にこだわるよりも、入社後に成果を上げ年収を上げていくことに気持ちを切り替えたほうが良いでしょう。
まとめ:給与交渉をスムーズに行いたい場合はプロにお任せするのが楽
給与交渉を企業と直接するというのは、難易度も高いと思いますし気を使う方であれば、こんなことを言ったら印象が悪くなるのではないか?と不安になる人もいるでしょう。
自分で交渉するのはハードルが高いので、転職エージェントの力を上手に借りて条件交渉を代わりに行ってもらうのがとても楽です。
優秀なエージェントであれば、その企業の採用状況にも明るく、課題を把握した上で、あなたの強みや経験を上手に売り込んでくれるため、企業側もあなたの希望に近づけてくれるように努力してくれやすくなるなどメリットもあります。
また、精神的なストレスがいっさいありませんのでエージェントからの結果連絡を待つだけです。
転職エージェントを利用していない方はまずは登録してみてはいかがでしょうか。そのほかにも面倒な日程調整を代行してくれたりとメリットも多いので転職活動の負担を減らしてくれるでしょう。