転職活動中で内定が出た会社があるけど入社して良いのか判断に悩んでいる…
入社しない方が良い会社の特徴を知って転職活動に活かしたい…!
今回はそんな悩みを抱えている方への内容になっています。
この記事でわかること
- 入社しないほうが良い会社の特徴10選
- 入社しない方が良い会社の調べ方
ひとつずつ見ていきたいと思います。
入社しないほうが良い会社の特徴10選
入社しないほうが良い会社の特徴を見ていく前に、前提としてIT系スタートアップ・ベンチャー企業に転職を検討中のかた向けということを再度お伝えしておきます。
その上でまずはIT系ベンチャー・スタートアップ企業の特徴をチェックしていきたいと思います。
既にご存知の方は以下の前提の項は飛ばしていただいて構いません。
前提:IT系ベンチャー・スタートアップ企業の特徴をチェック
環境
最初にお伝えしておきたいのは、カオスな状況当たり前と思った方が良いでしょう。
大手企業ほど会社組織の体制やガバナンスが整っていない企業が多いです。そのため、大手企業レベルの福利厚生を求めていたりするとギャップが生じてしまいます。
また、基本的に労働時間よりも成果を出せるかが大事です。なぜかというとIT系のスタートアップやベンチャー企業は、成果=収益に直結しますので成果を出さないと企業の存続が難しく倒産するリスクもあります。
もうひとつは、変化が激しいことが特徴としてあります。特に組織体制は事業の状態によって毎月のように変化が起こる可能性もあります。
逆に以下のような志向性の人はIT系スタートアップ・ベンチャー向き!
- 圧倒的な成長をしたい
- スピード感のある事業に関わりスキルアップしたい
- 実力主義で成果を出したい
- 将来独立も考えているので、そういった環境に身を置いて成長スピードを上げたい
- 課題を自ら拾って良くしていく行動力がある
環境が整っていないというのは、課題を自ら拾って、自分でまたは周りのメンバーを巻き込んで解決していくことになります。
そのため、大企業では分業化されていますが、IT系スタートアップやベンチャー企業はひとりで何役もこなす必要があり、そのため様々な業務を担当することで必然的にスキルアップをしていくことができます。
ポジティブに捉えると、組織の変化が激しいということは、あなたが活躍できるチャンスが多くなるということですね。
ざっとではありましたが、IT系スタートアップ・ベンチャー企業の特徴を見た上で、本題の入社しないほうが良い会社の特徴を見ていきたいと思います。
具体的な特徴10選
ここでは面接・事業・人の3つの観点から見ていきたいと思います。
面接
- 面接中の担当者の態度が悪い
- 社長や役員が面接に出てこない
- ポジティブなことのみでネガティブなことは話さない
- 面接担当者以外に面談希望を伝えても会わせてくれない
入社しないほうが良い会社の特徴1:面接中の担当者の態度が悪い
基本的なマナーがなっていないという人は少なからずいます。
人の相性でも合う合わないはありますが、IT系スタートアップやベンチャー企業は基本的に10名以下から50名前後ぐらいの授業員数が大半です。
その少人数の環境下の中で、人の相性は自分の仕事のパフォーマンスに直結しますのできちんと見極めることをおすすめします。
役員やあなたの上司になりそうな人と話をしていて、何かしら違和感を感じるのであれば、あなたはその会社に合わないでしょう。
また現場メンバーでも違和感を感じないか確かめてください。
もし違和感を感じてしまう会社であれば入社しないほうが良いでしょう。
入社しないほうが良い会社の特徴2:社長や役員が面接に出てこない
結論から言うと、面接の場に社長や役員が登場しない会社は採用を軽視していることになりますので、その会社に入社はしないほうが良いでしょう。
大企業であれば、社長や役員が登場するのは珍しいことではありますが、少人数規模のIT系スタートアップ、ベンチャー企業であれば話は別です。
IT系スタートアップ、ベンチャー企業は、優秀な人を獲得し競合よりも早く事業を市場に送り出したり、収益化を目指す必要があります。そのため、優秀な人材を採用しないといけません。
企業は人で成り立っていますからね。
そのためIT系スタートアップ、ベンチャー企業の採用活動は、事業成長のための最重要課題として掲げられる頻度が多い傾向にあります。
こういった背景もあり、名もあまり知られていないIT系スタートアップ、ベンチャー企業に応募してくる人へ会社はひとりひとりに対して真剣に向き合う必要があります。
入社してもらうために社長や役員自ら会社をアピールしないと競合他社に採用で負けてしまうからからです。
そのため、社長や役員が面接に出てこないというのは、採用活動を軽視してしまっている可能性が高いです。
私の過去の経験上、採用活動を軽視している可能性があると言うことは、少なからず従業員に対しても軽視している可能性が高いです。
このような採用活動を軽視している態度が見えてくる会社は入社しないほうが良いでしょう。
入社しないほうが良い会社の特徴3:ポジティブなことのみでネガティブなことは話さない
このような会社はネガティブな情報を隠そうとする傾向が高いです。
例えばある大手企業出身者の採用に対する考えはとにかく採用をするために、ウソでも良いから良いことを伝えるという風潮がある企業もあったりします。
個人的には転職というのは人生のライフイベントにおいて大きなイベントのひとつだと考えています。このような考えの企業があるのは残念です。
IT系スタートアップやベンチャー企業であればカオスな環境であることは目に見えているので、ネガティブなことは当然あると思っておいて良いでしょう。
ポジティブな面、ネガティブな面を総合的に判断して入社するかしないかを判断できるようにしたいものです。
面接などでいくら質問をしてもネガティブなことを話してくれない会社は入社しないほうが良いです。
入社しないほうが良い会社の特徴4:予定されいる面談者以外に希望を出しても会わせてくれない
会わせてくれない要因として考えられるのは、企業がその必要はないと勝手に判断しているケースと、予定されている面談者以外に会わせるとネガティブに働いてしまうと考えている2つの傾向があります。
2つのケースどちらとも言えることは、企業側の判断のみでそのようになってしまっているため、このような会社は従業員を軽視している傾向があると判断して良いでしょう。
このような会社には入社はしないほうが良いでしょう。
事業
- 衰退が予想される事業や業界
- 事業に興味が持てない
- 既存事業の収益がないのに新規事業をやろうとしている
- 事業同士の関連性が薄い複数事業展開をしている
入社しないほうが良い会社の特徴5:衰退が予想される事業や業界
昨今、大企業でも時代の変化に対応が遅れ、倒産する、事業が悪化するという事態が起こっています。
数年前までは名刺やチラシの紙の印刷は印刷会社などに発注をしていましたが、現在はインターネット上でデータの入稿から発注管理まで行えてなおかつ安いというWebサービスがあったりします。
このようにインターネットが普及していく中で、アナログでやりとりをしていた取引やサービスがどんどんデジタル化をしていて、その流れに乗れない企業も衰退してしまうのが昨今です。
IT系スタートアップ・ベンチャー企業へ転職を考えられているあなたは、このデジタル化などに取り組んでいる企業へ転職や入社をするか検討しているはずですが、その中でも将来性がどんどん薄れている事業や業界もあるので注意が必要です。
数年先は100%こうなる!と誰にも読めませんが、さまざまな情報を集め、数年後の業界変化を想像してみるのも良いかと思います。
入社しないほうが良い会社の特徴6:事業に興味が持てない
企業の面接担当者から現状や将来の展望について様々な話を聞いたりすると思いますが、そもそもあなた自身が事業に興味が持てないということは致命的です。
他の年収や条件面で待遇が他社と比較して良くても、事業自体に興味が持てない場合、その企業に入社しないほうが良いです。
なぜかというと、入社直後は新しい環境でインプットすることも多く慌ただしい毎日でそれなりに充実感はあると思いますが、根本的に事業に興味が持てないというのは、事業に対してのモチベーションに欠けるということです。
その弊害は、日々のモチベーションの低下や企画をする際にも興味が持てないがために深堀りする意欲も薄れるなどです。
面接など重ねても興味が持てないを払拭できなければ、その会社には入社しないほうが良いでしょう。
入社しないほうが良い会社の特徴7:既存事業の収益がないのに新規事業をやろうとしている
このような会社は危険な状態だと言わざるを得ません。
なぜかというと本来の事業で収益が上がっていないというのは、何かしらその事業に問題があるからだと容易に想像がつきます。
本来の事業で収益が上がっていない状態で、新規事業をやろうとしているのは中長期的に見てどんどん会社の経済事情がジリ貧になっていくのは目に見えています。
会社の中でも新規事業立ち上げはコストになりやすく、将来への投資になってしまうので、新規事業分のコストが余計に積み上がりより一層会社の収益状況が悪くなるでしょう。
もしかすると台所事情は火の車かもしれませんので注意してください。
入社しないほうが良い会社の特徴8:事業同士の関連性が薄い複数事業展開をしている・しようとしている
これは私も実際に働いていた企業で起こったことですが、関連性が薄い事業を展開しようとしている会社は注意する必要があります。
このような場合、その会社の人たちは無理やり既存事業との関連性をつくって、さも関連性があるということを話してくる傾向にあります。
その場合、その会社はなぜその事業をやる必要があるのか?などを詳しく聞いていくと、大体は経営陣などの思いつきや趣味嗜好で事業を作ろうとしている傾向があります。
面接の場で暴露してくれる人もいないかもしれませんが、疑問に思ったことが解消できそうになければその会社には入社しないほうが良いでしょう。
人
- 社長やメンバーとの相性が悪そう
- 入社後1年前後での離職率が高い
入社しないほうが良い会社の特徴9:社長やメンバーとの相性が悪そう
記事の中盤に記載した、「面接中の面接担当者の態度が悪い」にも共通しますが、相性が悪いかどうか判断する方法のひとつは、話していて楽しいか、モチベーションが上がるかも判断材料にしてはいかがでしょうか。
若手中心のキラキラしたイメージがある会社や、年齢層も高めで落ち着いている会社もあります。
自分の価値観と合わない企業は働いていて知らないうちにストレスになりやすいので危険でしょう。
入社しないほうが良い会社の特徴10:入社後1年前後での離職率が高い
IT系スタートアップやベンチャー企業なら離職率は高くて当たり前!と思うかもしれませんが、離職率が高い会社は要注意です。
補足ですが、近年の傾向ではIT系スタートアップやベンチャー企業の平均勤続年数は約3〜4年前後という結果もあります。
3年いれば古株と言われてしまうぐらい、人の入れ替わりも多いと思っていた方が良いでしょう。
そんな短期間で人の入れ替わりが多いIT系スタートアップ、ベンチャー企業ですが入社後1年前後での離職率が高い会社は要注意です。
なぜかというと、入社前に面接等である程度、会社と応募者の期待値が擦りあっていれば、すぐに直ぐに辞めてしまう事はほぼあり得ないからです。
入社後1年前後で辞めてしまう人が多い企業の特徴は、この最初の入り口(面接時)で期待値が擦りあっていないがために起こってしまう傾向が高いです。このような会社には入社しないほうが良いでしょう。
離職率については会社に直接聞けば回答をもらえますが、あまり鵜呑みにせず、第三者観点から情報を集めた方が良いでしょう。例えば転職エージェントから情報を集めるのはおすすめです。
オススメの転職エージェント
- リクルートエージェント
業界No.1の求人数と転職成功実績を持つ大手転職エージェント - マイナビエージェント
若手20代の転職実績が豊富 - パソナキャリア
顧客満足度調査No.1(2021年実績)サポート体制も充実
入社しないほうが良い会社の5つの調べ方
これまで入社しないほうがよい会社の特徴を見てきましたが、それらをどのように調べれば良いのかをご紹介していきます。
- インターネットやSNSの情報を集める
- 転職口コミサイトを調べる
- 面接担当者以外にも社員と話す機会を作ってもらう
- IT系スタートアップ・ベンチャーに強い転職エージェントから情報収集する
入社しないほうが良い会社の調べ方①:インターネットやSNSの情報を集める
これはもう皆さん基本的にされていると思いますが、IT系スタートアップやベンチャー企業であれば、未上場企業が大半だと思うので、IRなどの情報はありません。事業の状況などは面接や第三者(エージェントなど)から情報を集めるしかありません。
しかし、IT系スタートアップやベンチャー企業はインターネットやプログラミングを活用した事業展開をしているわけですから、しっかりした会社は当然インターネット上の情報発信もしっかりしている企業が多いです。
前述した通り、企業にとって採用活動は事業を成長させる上で重要な活動になります。
それなのに、ホームページの更新が止まっていたり、インターネット上にも全く情報が無いというのは競合他社と比べると劣勢に立たされてしまうわけなので、インターネットにどのような情報が検索して表示されるのか確認していきましょう。
また、IT系スタートアップやベンチャー企業はホームページなどの会社公式の情報発信だけでなく、働いているメンバー個人が発信していることも多い傾向があります。発信しているメンバーや内容も有益な情報があるようだったら、入社検討にポジティブな要素だと考えて良いでしょう。
FacebookやTwitterなどのSNSから会社名やサービス名などで検索すると情報が見れたりもします。中には悪い評判も目にすることでしょうが、色々な情報を集めて信憑性を確かめるために面接で質問するなども有効なアクションです。
入社しないほうが良い会社の調べ方②:クチコミサイトを調べる
OpenWorksや転職会議などの企業のクチコミサイトも漏れなくチェックしておくことをお勧めします。
ただし、クチコミサイトによっては情報の信憑性が低いサイトも見受けられるので情報の鵜呑みはしないようにしましょう。
入社しないほうが良い会社の調べ方③:面接担当者以外にも社員と話す機会を作ってもらう
面接担当者や転職エージェントに、面接が何回あるのか、誰と面接するのか、いつ内定・オファーが出るのか…といった具体的な流れを聞くことがあると思いますが、面接を通過するにつれてあなたがその企業に思っていることや疑問点などを面接担当者意外にも話をする場を作ってもらうことを希望すると良いでしょう。
なぜかというと、面接で話をするだけだと実際の現場にどのようなメンバーがいるのか?や現場ではどのような流れで仕事が進んでいくのか、などの実際の雰囲気を掴むのが難しいため、もし縁があってその企業に入社することになった場合にあらかじめイメージを膨らませておいた方が、あなたの転職成功確率はグッと高くなります。
そして、できればその場は、1対1の場を作ってもらうのがおすすめです。
複数人の場合だと、本音を探るチャンスを作りづらいですし、1対1だとここだけの話〜とクローズな場なので普段話しにくいことも話せる空気を作れたりもしますしね。
入社しないほうが良い会社の調べ方④:お試し入社を希望してみる(できれば内定後)
選考プロセスに体験入社のプロセスがあるIT系スタートアップ、ベンチャー企業もあります。その場合は、その体験入社の評価が選考結果に影響することになりますが、ポジティブに捉えると、会社側も入社後のミスマッチを無くしていきたいという気持ちの表れからこのプロセスを採用しているところが多いです。
採用活動に対して真摯に向き合っている企業とも見てとれますね。
もしあなたが入社を検討している企業の選考プロセスに体験入社がなかったら、内定を頂いたタイミングで希望をしてみるのはいかがでしょう。
体験入社のメリットは、より深くその企業の雰囲気や、働いている人たち、現場での仕事の流れ、やりとりなどから業界への理解がしやすくなります。
内定後に希望を出すのは、既にオファーをいただいている状態なので、体験入社の感触が悪かったとしても内定が取り消されるリスクは低いからです。
ただし、体験入社を通してあなた自身の所感を大事にしてください。納得ができない出来事や違和感があったりするならば、もう一度、人事の方と話をしてみたり、他社も同時に検討することをしていった方が良いと思います。
メリットとは別で、デメリットもあります。
やはりそれなりの時間を必要とすることです。在職中だとなかなかその時間が取れないなどもありますが、もし在職中の会社を休んでも良いと考えられる企業であれば、調整して体験入社をしてみるのがお勧めです。
入社しないほうが良い会社の調べ方⑤:IT系スタートアップ・ベンチャーに強い転職エージェントから情報収集する
エージェントに紹介してもらった企業の場合は、転職エージェントが持っている情報を聞いて判断材料にしましょう。
エージェントによってはその企業と親しいお付き合いをしている担当者もいるので、求人情報や一般的なエージェントが持っていない企業の情報を持っている担当者もいます。また、現在の担当者があまり詳しくない場合もあると思いますので、他の担当者でその企業に詳しい人がいたら話を聞かせてもらう場を作ってもらうなどをしても良いでしょう。
オススメの転職エージェント
- リクルートエージェント
業界No.1の求人数と転職成功実績を持つ大手転職エージェント - マイナビエージェント
若手20代の転職実績が豊富 - パソナキャリア
顧客満足度調査No.1(2021年実績)サポート体制も充実
まとめ:入社しないほうが良い会社の特徴を把握し、納得のいくまで情報を集めることが大切
これまでに入社しないほうが良い会社の特徴と具体的な会社の調べ方について見てきました。
選考が進んでいくなかで、ひとつの企業だけでなく複数企業の選考を同時に進めていると思いますので、できる限り面接で聞いた話をしっかりメモしつつ、外部からの情報も集め整理していきましょう。
その情報を踏まえ、最終的にはあなたがどのようなキャリアを作っていきたいのかと照らし合わせてみて、最適だと思える会社を選択するのが一番だと思います。
あなたにとって良い会社に転職ができるように、この記事が少しでも参考になっていたら嬉しいです。
それでは、また〜!