転職エージェントに年収交渉を依頼するメリットや注意点【元転職エージェントが解説】

このような悩みを解消するために「転職エージェントに年収交渉を依頼するタイミングや伝えておくべき内容」「エージェントに依頼するメリット・デメリット」について紹介していきます。

キリン旦那

わたしは元転職エージェントで過去5回以上の転職経験から失敗経験も多く、他の人も同じような経験をしてほしくない気持ちからリアルな内容をお話ししていきたいと考えています。

この記事を読み終わると、転職エージェントに年収交渉を依頼する上で必要なことや考えがわかり、転職活動を有利に進めることにつながります。

それではさっそく見ていきたいと思います。

転職エージェントに年収交渉を依頼するタイミング

年収交渉を依頼するタイミングは、初回に転職エージェントとの面談時に希望年収をヒアリングされるのでそのタイミングで伝えましょう。

転職エージェントは面談時にあなたの転職するにあたって希望する仕事や環境、条件などをヒアリングします。それらを総合的に検討した上で求人情報を提案するために希望年収の情報も必要になるからです。

キリン旦那

業界や企業、職種によって年収相場があるため、質の高い求人提案を受けるためには必ず伝えておきましょう。

年収交渉をするために転職エージェントに伝えておくべき内容

具体的にはエージェントへ以下のことを伝えておきましょう。

伝えておくべき内容①｜現在の年収

現職または直近の会社の年収を「正確」に伝えましょう。

正確にというのは年俸制やボーナス制といった形態や632万円といった一桁まで正確に伝えましょう。

年収交渉では基本的に直近の年収を基準に行われることが多いです。そのため正しい情報を伝えておかないと後になってこんなはずではなかった…となるので注意が必要です。

伝えておくべき内容②｜希望と最低ラインの年収金額

希望年収を伝えた上で、年収交渉にあたって重要になるのが最低ラインの年収金額です。

最低ラインというのは「最低でもこの金額であれば内定承諾できる金額」です。

最低ラインは支障なく生活を維持できる金額と言い換えることもできるため、「現年収は維持したい」という要望をしっかり伝えておくのが重要です。

伝えておくべき内容③｜他社のオファー年収（あればでOK）

既に他社からオファー年収を提示されている場合は、必ず伝えましょう。交渉するにあたって重要な交渉材料になります。

既に他社でオファー年収を提示されているということは、あなたを採用したいと考えている企業側の心理としては競合他社に負けられない！という心理が働きます。

キリン旦那

そのため、オファー年収を伝えることで企業側へ競争意識を与えられます。

また、他社からオファー年収を提示されているということは、その金額が現時点でのあなたの市場価値と言えます。そのため、それより低い金額で提示しようと考えていた企業は提示額を改める必要が出てきます。

キリン旦那

他社エージェント経由で内定が出た企業についても情報共有は密にしておくと転職エージェントも交渉をしっかり行ってくれます

年収は上げれるかわからない方は相談してみるのもオススメ

もしもあなたが年収は上げたいけど、今の経験やスキルから上げることは現実的なのか気になる人は多いのではないでしょうか。

自分の市場価値が気になる人にも転職エージェントへの相談はしてみると良いでしょう。

転職エージェントは転職市場を熟知しているため、あなたの職種や経験、スキルだと相場年収はこのくらいですという知識があります。

キリン旦那

そのため、あなたが年収を上げたいけど自分の市場価値ってどのくらい？と思うのならば素直に聞いてみましょう。

年収交渉で転職エージェントを利用するメリット・デメリット

実際に年収交渉を転職エージェントに代行してもらうメリット・デメリットは以下になります。

メリットは多いので基本的には年収交渉は自分で行うのはハードルが高いので、転職エージェントに代行してもらうのが良いです。

また「転職エージェントにもメリットがある」という点はどういうことなのか解説します。

年収交渉は転職エージェントにもメリットがある

転職エージェントのビジネスモデルは、企業から成功報酬として支払われるため、提示された年収の20％〜30％の金額が成功報酬として転職エージェントの売り上げになるのです。

年収アップした方が転職エージェントの売上もアップしますので、積極的に動いてくれるというわけですね。

依頼するデメリットも起こり得る

基本的にデメリットはないのですが、唯一あるとすれば、転職エージェントによっては、企業ときちんと交渉してくれるかはエージェントの経験値や実力によりけりの場合もあります。

なぜかというと、同じ転職エージェントの会社内でも優秀な人・そうでない人が存在します。大手や中小の転職エージェント共に共通して言えます。

そのため、優秀でない担当者にあたった場合、交渉しますといっておきながら、実は裏では交渉は全くしていないというケースも起こり得ます。

これらを事前に防ぐためにも、応募する企業が担当者が精通しているかや、エージェントの経験がしっかりあるかも初回面談時に見極める必要があります。

以下の記事も参考になりますのでよろしければ覗いてみてください。

優秀な転職エージェント5つの特徴と判断する方法を解説！

転職エージェントが使えない時の原因と対処法【元転職エージェントが解説】

まとめ：年収アップにこだわるならば転職エージェントの利用は必須

転職エージェントに年収交渉を依頼するタイミングやメリット・デメリット、伝えておくべき内容を紹介してきました。

年収アップにこだわるのであれば転職エージェントは必須と言えるでしょう。

しかし年収にこだわりすぎるのも転職活動においてはプラスに働きません。

最低ラインの年収は確保可能であれば、入社後に成果を出して年収を上げていくことに気持ちを切り替えるのも大切と考えています。