この記事がおすすめな人
- いま利用している転職エージェントは自分に合わないので、他エージェントも使いたいけど大丈夫?
- 転職エージェントの掛け持ちしたいけど伝え方をどうすれば…
このような悩みを解消するために「転職エージェントを掛け持ちをするときの伝え方と具体例」や「掛け持ちのメリットと注意点」をご紹介していきます。
わたしは元転職エージェントで、現役のIT業界サラリーマンです。過去に転職で失敗した経験も多く、他の人も同じような経験をしてほしくない気持ちからお話をしていきます。
この記事でわかること
- 転職エージェントを掛け持ちをするときの伝え方と具体例
- 掛け持ちのメリットと注意点
それではさっそく見ていきたいと思います。
転職エージェントの掛け持ちはOKか?
基本的に転職エージェントの掛け持ち利用はOKです。
むしろ今の時代、掛け持ちすることは普通になっています。
転職エージェントもそれは認識しているので、掛け持ちすると印象悪いかも…などと気にしなくても大丈夫です!
何社でも掛け持ちOKで、事後連絡でも問題ありません。
であれば黙っていても問題ない?と思うかもしれませんが、掛け持ちする・していることはしっかり伝えましょう。
続いてオススメの伝え方をご紹介します。
具体的な掛け持ちの伝え方
掛け持ちの伝え方で大切なことの大前提は、相手に対して誠意を持って接することです。
大前提は誠意を持って伝える
掛け持ちをしていることも隠さずに誠意を持って伝えてください。
理由も以下のように伝えれば理解してくれます。
- 「より広く網羅的に転職先の可能性を広げたいため」
- 「特定の業界や業種に強いエージェントからも情報を得たいので」
- 「友人の紹介で」
やってはいけない伝え方
やってはいけない伝え方は罵倒したり怒りを持って伝えてしまうことです。
転職エージェントとあなたの相性が合わない場合も多々あります。
運悪く相性が合わなかったり、「ちょっと微妙だな」と思う担当者にあたってしまったら、担当者を変えてくださいと伝えましょう。
感情的になってしまうことで、転職エージェントと良い関係を作ることが難しくなってしまいます。
また、誠意をもって伝えることで「掛け持ちのメリット」が生まれます。
掛け持ちのメリットとは?
転職エージェントを掛け持ちすることで以下のような5つのメリットがあります。
掛け持ちすることの5つのメリット
- 競争意識をくすぐることができる
- 応募する企業をエージェントごとに選べる
- スケジュール調整を柔軟にしてくれる
- 条件交渉を積極的にしてくれる
- 網羅的に情報を集めることができる
ひとつずつ詳しく見ていきます。
掛け持ちのメリット①|競争意識をくすぐることができる
転職エージェントは成果報酬型のビジネスのため、自社経由で転職が決定することで報酬が企業から入ります。
そのため、他の転職エージェントを掛け持ちをされると、当然ライバルが増えるのでより良いサポートをしていく必要があります。
掛け持ちのメリット②|応募する企業をエージェントごとに選べる
転職エージェントとひとことで言っても各社強みが違います。
- 業界特化(IT業界やコンサル業界etc...)
- 企業規模特化(スタートアップ、ベンチャー企業)
- 職種特化(エンジニアやデザイナー)
上記のように特化している転職エージェントが存在します。
また、同じ企業の求人を紹介されたとしても、エージェントによっては社長、役員と強いコネクションを持っていることもあります。
掛け持ちのメリット③|スケジュール調整を柔軟にしてくれる
掛け持ちをしている場合、面接の日程調整なども柔軟に対応をしてくれます。
例えば、他社エージェント経由で応募した企業の選考スピードと足並みを揃えて、同じタイミング面接結果が出るように動いてくれることもあります。
時間が欲しいと希望することで転職エージェントが企業に掛け合ってくれます。
掛け持ちのメリット④|条件交渉を積極的にしてくれる
例えば、A社で内定が出た際に共有することで、別な企業で内定が出た際に、条件交渉に積極的に動いてくれます。
他社経由で転職されてしまうと1円も報酬が入らないのも理由のひとつです。
一方で、優秀なエージェントであるほど、求職者のキャリアにとってプラスになる企業に本気で条件交渉に動いてくれます。
掛け持ちのメリット⑤|網羅的に情報を集めることができる
転職活動を成功させるためのポイントは、転職の軸をしっかり定めた上であなたにあった情報を幅広く集めることが重要です。
また、最終的に転職先を決める時も本来であれば比較をしなければいけません。
仮に3社(A社、B社、C社)で内定をもらった場合、複数のエージェントからそれぞれの会社について情報を集めることで、最終的な判断に活かすことができます。
企業の評判や、直近で入社した人の傾向など複数の視点で情報を得ることで一社だけの視点よりも濃い情報を得ることができます。
入社してこんなはずじゃなかったのに…というギャップも少なくできるためおすすめです。
掛け持ちをするときの注意点
ご紹介したメリットを最大限活かすために以下の注意点があります。
報・連・相とスピードも意識
他社経由の選考状況の共有や、転職エージェントからの質問に対してしっかり対応することが大事です。
さらに状況の変化があったときに「すぐに共有する」を意識すると、転職に対する姿勢や熱意が伝わり、転職エージェントもこの人のために協力したい!と思います。
求人への応募が重複してしまう場合がある
複数の転職エージェントを掛け持ちしながら複数の企業に応募していると、管理が煩雑になってしまいがちです。
転職エージェントも他社の転職先を管理はしてくれません。
どの転職エージェント経由で応募した企業かを自分で管理して、トラブルを事前に防ぐようにしましょう。
やりとりが多くなる
複数の転職エージェントとのやりとりをすることになるため、連絡頻度は多くなるでしょう。
しかし、転職活動を成功させるためには必要なことです。
途中で投げ出さずに最後までやり切った先に良い結果が生まれるでしょう。
まとめ:掛け持ちの伝え方を上手にできることで転職活動も有利になる
ご紹介してきたように、転職エージェントの掛け持ちをすることで得られるメリットも多いです。
そのためには誠意を持って伝えることがとても大切です。
あなたにとって良い転職活動の参考になれば嬉しいです。
最後に、元転職エージェントの筆者目線でおすすめの転職エージェントをご紹介します。
これから掛け持ちを考えている方も参考にしてみてください。
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