この記事がおすすめな人
- 転職した会社で思うようにパフォーマンスが発揮できていない
- こんなはずじゃなかったと社内でくすぶっている
このような悩みを解消するために「転職して活躍できる人・できない人の違いと特徴」をご紹介し、活躍できない人から活躍できる人になるために参考にしてみてください。
わたしは元転職エージェント経験を持つ、現役のIT業界サラリーマンです。過去に5回以上転職をしてきた中で、転職して活躍できる人と活躍できない人の違いを身近で見てきて、自分も実践していることから参考になる内容をご紹介します。
この記事でわかること
- 活躍できる人と活躍できない人の違い
- 活躍できる人と活躍できない人の特徴
それではさっそく見ていきたいと思います。
活躍できない人と活躍できる人の違いとは?
活躍できない人と活躍できる人の差は「焦らず」「状況を把握し」「コツコツ成果を積み上げる」ことができるかの違いがあります。
例え話で2者の違いを説明します。
例え話
北風と太陽という話がありますが、北風は風を強くして人間から服を脱がせようとします。
反対に太陽はゆっくりと熱を発し、人間が暑くなって勝手に服を脱ぐという逸話です。
これは服を脱がせたいという成果をどのように引き起こしているか?と言う点で違いがあります。
北風は周りの状況お構いなして、風を送り続けます。すると人間は風に負けないと反発します。活躍できない人はこの北風と同じ行動を無意識にしていることになります。
誰もが太陽タイプになりたいと思うでしょう。ではなぜ、北風(活躍できない)タイプになってしまうかというと、人間として当たり前の心理が働くことが作用しているからです。
そもそも、転職をする人は期待をされて採用されている
例えば、社内の体制を改善してほしい、チームメンバーに良い影響を与えて欲しい。
など期待されているケースが様々あるでしょう。
そこで転職したばかりのあなたは、期待に応えようと早く成果を出したいと思うのが自然な心理です。そのため、結果を求めるあまり焦って行動しがちです。
結果を出したいがために焦りすぎてしまうと、周りが見えなくなってしまうこともあります。
また入社後に改善ポイントが目につく場合も多いと思います。そもそも改善することがない企業などあり得ないですからね。
では入社早々にこれら課題に対して、改善提案したりガツガツ進めていくとほぼ100%の確率で既存社員から良い顔をされません。
なぜこのような結果を招いてしまうのかも原因があります。
転職しても活躍できない人の原因と特徴
活躍できなくなってしまう原因は以下の2つあります。
活躍できない人になってしまう原因
- 関係構築ができていない
- 正しく状況を理解できていない・していない
これらの2つができていないまま、仕事を進めてしまうとほぼ活躍することは難しいでしょう。
ミドルの転職アンケートデータにも以下のように書かれています。
1位:前職の会社と転職先を比較して悪く言ってしまう
転職しても活躍できない人は、何かにつけて「前職では〜」と言いがちです。
このような人は、周囲のメンバーからも煙たがられる傾向があります。
数名で集まってアイデア出しの際などに、あるテーマについて前職ではこんなことをやっていましたよ〜という事例程度に話す分は問題ないでしょう。
ただし、前職と比較して悪口を言うというのは基本的にどこへ行っても印象は良くありませんし、そんな人に仕事を任せたいと思う人も少ないので、活躍ができないでしょう。
2位:前職の仕事のやり方を持ち込む
転職してきたばかりで、改善案のつもりで前職のやり方をすぐに持ち込むのは危険です。
なぜかというと、その企業の今の環境は何かしら意図や背景があってそうなっているからです。
それらを理解しないまま前職で良かったからといって持ち込んでしまうと、「今の状況を全く理解してない」と反発をかってしまいます。
3位:これまでの経験や実績をひけらかす
転職先で、これまでの経験や実績をひけらかす人は、転職先で活躍はできないでしょう。
私はすごい仕事できるよ!というアピールをしてしまうことで、過度に周囲のメンバーから、この人はすごいんだな!きっとこの会社でもすごい成果を上げてくれるはず!という期待値をとても高くしてしまうことにつながります。
仕事で誰もが認める成果を出すことができれば良いのですが、中途半端な仕事をしてしまうと評価がとても下がりやすいので注意です。
そうなった時に周囲が思う反応は「口だけの人」という烙印を押されてしまいます。
転職しても活躍できる人の特徴とは?
筆者の周りで転職先で活躍できている人は以下のような共通点を持っています。
前職の実績におごらず、転職先で小さなことでもコツコツ成果を出しながら、周りの信頼が深まってくるまで時間をかけることができる人です。
関係構築で全てが決まる
全て決まるというのはやや大袈裟に聞こえるかも知れませんが、あながち間違いでもありません。
転職しても活躍できる人は、社内の関係構築を第一に動く傾向にあります。
例えば、会社に中途入社で入ってきた人が、現場の状況を無視して、ここをもっと改善したほうが良い。ここはこうすべき。というような提案を受けたらどう思うでしょうか?
きっと、あなたは入社してきたばかりで何も知らないくせに…と心の中で思うはずです。ちょっと距離を置きたくなるという気持ちが芽生えるかもしれません。
こうならないためには、まずは信頼関係を築くことが先決です。
信頼関係を築くための最初のステップはお互いのことを知る必要があります。
ミドルの転職では上記のデータがあります。これを元に筆者自身も転職後にうまくいった実体験も交えながらご紹介します。
1位:社内のコミュニケーションを重視する
テレワークやリモートワークだったとしても、1on1ミーティングなど開いてコミュニケーションをとる時間を作ってみてください。
私もコロナ禍で転職をした時に、フルリモートワークだったため、入社直後は所属するチームメンバーと全員1on1をしてコミュニケーションを取ることから始めました。
2位:転職先企業の企業文化を理解する
転職しても活躍できる人は、転職先の企業文化を理解した上で、自分自身がどう立ち振る舞えば良いのかを考えて行動しています。
企業文化というのは社員の仕事への考え方や話し方などから滲み出てくるものです。
「郷にいれば郷に従え」という言葉があるように、最初にそれらを理解することに努めることは、その環境に馴染むことを意味します。
3位:わからないことを素直に認めて教えを乞う
転職してきたばかりで、社内のことや仕事の進め方も転職前とは違うことが多々あります。
その時に知ったかぶりをしないで、わからないことは分からないと素直に認めることができる人は、どこへ行っても活躍できる印象があります。
素直というのは、成長できる人の重要な要素の一つです。
特に過去に自分の判断でうまくいった経験があるかたは自分の考えを曲げられないこともあります。
過去にどのような成果を出していても転職先ではあなたは新人です。まずは転職先のことを知るために、多少我慢してでも素直になれれば、この先の仕事がとても進めやすい環境を作れるでしょう。
転職しても活躍できる人はこれらを共通して意識しているのが見受けられます。
まとめ:短期的な遠回りをして近い将来の活躍するための近道を作ろう
転職して活躍できない人と活躍できる人の差やそれぞれの特徴をご紹介してきました。
転職先で成果をちゃんと出せるまでは3ヶ月はかかると一般的に認識されています。
逆いうと、その間に状況の把握や理解する時間に当てることで基盤を作ることができます。
また、その間で与えられた仕事で小さくても良いのでコツコツ成果を出すことで周囲の信頼も積み上がってきます。
焦らずに仕事はきっちり取り組むのが。中長期目線で活躍するための近道と言えるでしょう。上手に必要な遠回りをして転職先でも活躍していきましょう。
第三者の観点でアドバイスをもらうこともできますし、場合によっては再チャレンジとして転職という方法も取れます。
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