この記事がおすすめな人
- ITベンチャー企業に転職を考えているけどどんな環境なのか気になる…
- 仕事や働き方、社員の特徴とか知っておきたい
このような悩みを解消するため「ITベンチャー企業であるある話」をご紹介していきます。
わたしは現役のITベンチャー企業のサラリーマンです。過去に転職で失敗した経験も多く、他の人も同じような経験をしてほしくない気持ちからお話をしていきます。
この記事でわかること
- ITベンチャー企業で実際に働く人が語るあるあるな状況
それではさっそく見ていきたいと思います。
ITベンチャー企業あるある【働き方編】
コミュニケーションはほぼチャット
そのため、社内コミュニケーションはほぼチャットで行われています。
また、近くの席に座っている同僚からもチャットで会話が完了してしまうこともあるので、初めてITベンチャー企業に入社した人は直接話せば良いのでは?と思う人も多いでしょう。
休日もチャットやメールのやりとりは当たり前
連絡をする人の心理は、見れるときに見てね。というスタンスで送ってます。
また、気を使ってメンションをつけていないと、後で検索などで追えないので大変になりがちです。
ひとりの業務量が多い
他部署からもこんなこと考えているんだけどできる?みたいな相談がカジュアルに飛んできたりします。
心優しい方はそれを全部拾っているだけであっという間に身が削れていってしまうので注意です。
夕方になるともうこんな時間?が口ぐせ
ランチも行かずに気づいたら夕方なんてこともよく起こりがちですね。
社内でももうこんな時間?みたいな呟きが聞こえることもITベンチャーあるあるです。
兼務・兼任しすぎ
兼務・兼任当たり前なのがITベンチャー企業です。
身体が2つ3つ欲しいというのは常々思って皆さん仕事していることでしょう。
私服勤務当たり前、スーツ姿が浮く
個人的にはとても楽なので良いのですが、今までスーツ勤務をしてきた人は最初は慣れないし違和感があるでしょう。
たまにスーツ姿で行くと、え、転職活動?と冷やかされたりして一瞬ざわついたりします。転職活動がバレたくない人は事前に別な理由を考えておきましょう。
リモートワーク導入するも「やっぱりface to faceが良いよね」となりがち
またコロナ禍の状況でほぼフルリモートで働く人も多いでしょう。
ですが、フルリモートの利点は理解しているけど、face to faceでコミュニケーションを取るのはやっぱり良いよね。とよく話題に上がります。
なので重要な会議がある時や、会社の上層部メンバーは出社をして仕事をすることが割と多いのがITベンチャー企業あるあるです。
3年もいたら既に古株と言われる
合わないと1年以内に去っていく人も多いのが現状です。
そんななかで3年もいれば社内でも古株扱いされてしまうのはあるあるです。
社内にドキュメントなどが溜まりにくい環境下であれば、新入社員に知識データベースとして頼られる確率も高まります。
独自の福利厚生がある
タバコ吸わない手当などユニークな福利厚生を設けているのもITベンチャー企業あるあるです。
また上場を目指している場合は、ストックオプションをもらうこともできますが、社員の入れ替わりも多いため、権利行使しないまま手放す社員も多めです。
ITベンチャー企業あるある【社員編】
仕事を趣味と言い切れる人が多い
このような人はワーカホリックとも言えますね。私もメンバーに言われた経験があります。
仕事は仕事、休日はしっかり自分のプライベートに使いたいしっかり割り切りをつけて働きたいという人には向かないかもしれません。
独立志向の人が多い
スタートアップ、ベンチャー企業はスピード感も早く、圧倒的に成長できる機会があるというイメージもあるからかなと思います。
また、社長や経営陣と近い距離感で働けるため、成長機会を求めて転職してくる人が多いのもベンチャー企業あるあるです。
自由と責任を勘違いしている人が割といる
自由がある分、ちゃんと成果を出してねという責任が求められます。
ただ、この自由な部分だけを良いように解釈して勘違いする人も多いです。過去働いたスタートアップ企業にもいらっしゃいました。
そういう人がいると周りに良い影響を与えません。具体的な例でいうと、リモートワーク中に適当に働いていたことが判明し、リモートワーク反対意見が強くなり原則禁止になるなど、余計なルールが増えます。
ちゃんとリモートワークを活用して成果を上げている人からすると本当に迷惑極まりないですね。
勘違いをしてしまって、周りに悪影響を及ぼしてしまう人がいるのもITベンチャー企業あるあるです。
自由には責任が伴うということをちゃんと教えてあげましょう。
承認欲求高めの人間多い
一般社員も多いですが、特に経営陣にも多い印象があります。
過去のキャリアについて自慢話をしたりしてすごいんだぜアピールをしてくる人もいたりします。
正直、現場からすると「あ、すごいですね」だけでそれ以上話題を広げようがないので自省して欲しいと強く思います。
社員が大量離職したときに言うワードがどこも一緒
また、社員数の規模を引き合いに出して「〇〇人の壁」と表現したりもします。30人や60人、100人の壁と言う表現です。
数名で運営していた頃と比較して、社員数が多くなると、さまざまな要因で問題が発生します。その弊害で離職してしまう人も多く、わかりやすく「壁」という表現をしていたりします。
社長や役員がキラキラキャリア
ITベンチャー界隈ではキラキラキャリアなんて言われることも多いです。
また、経営陣だけでなく一般社員もキラキラキャリアを持っている人も多いため、さまざまなバックグラウンドを持った人と働けると言うのもベンチャー企業の特徴と言えるでしょう。
CなんちゃらOの役職が多い
CxOの表現は法的な制限があるわけでは無いため、企業が独自に作ることも可能です。
広報目的でユニークなCxOを設置するベンチャー企業もあり、企業がどんなことに力を入れているのかが見えてくるでしょう。
見た目が若々しい人が多い
一説によると、ITベンチャー企業は変化のスピードも早く常に学ぶことも多いため脳に良い影響が与えられ、若々しさに影響しているのでは?と言うことも言われています。
横文字使いたがり
例えば、ナレッジとかフィジビリティとかよく聞こえてきます。
慣れていない人だと会話についていけない場合もあります。
またITベンチャー企業は独立志向の高いリクルート出身も多いため、リクルート独自の表現も聞けたりするのは面白いです。
TTP(徹底的にパクる)とか有名ですね。
経歴だけで優秀と思い込み採用してしまう
事業を成長させるために優秀な人を採用したいという気持ちが多く、職務経歴書で有名大学卒業で大手企業で経験を積んできたと言うだけで優秀人材と判断してしまうケースも多いです。
そのため採用をしてから企業に合わなく辞めてしまう人が多いのもあるあるな事実だったりします。
転職する側も採用する側もお互いの相性を良く見極めて転職してほしいなと考えています。
まとめ:あるあるなことを知って期待しすぎないことも大切
IT・Web系ベンチャー企業に転職を考えている方は、現実のあるあるな環境を把握して、無理に期待しすぎないことも大切です。
なぜかと言うと、リサーチ不足が原因で理想を持ちすぎている状態で転職をしてしまうと、ギャップが生じてしまいます。
それにより早期退職となってしまうケースを筆者もたくさん見てきました。
転職は人生においても大きな転機となりますので、転職を失敗する確率を少しでも減らしてもらうために、現実を見て心構えをして転職活動に活かしてほしいなと考えています。