IT転職のコツ

30代未経験でIT業界に転職した私が伝える【企業が求めるポイントと具体的な戦略】

2021年9月23日

30代未経験でIT業界に転職した私が伝える【企業が求めるポイントと具体的な戦略】

 

この記事がおすすめな人

  • IT・Web業界へ転職を考えているが、未経験でもできるのか不安…
  • 30代だけど、もう遅いかも…と思っている…

このような悩みを解消するために「30代未経験でIT業界へ転職する上で知っておくべきこと」や「未経験でも転職ができる具体的な戦略の立て方」をお伝えしていきます。

 

キリン旦那

わたしは30歳で異業種からIT・Web業界へ未経験で転職し、その後、数回転職を経て現在はIT・Web系ベンチャーでアプリやWebでUIUXデザインをしたり採用担当として活動をしています。

 

この記事でわかること

  • 30代未経験でIT業界へ転職する上で知っておくべきこと
  • 未経験でも転職ができる具体的な戦略の立て方

 

それではさっそく見ていきたいと思います。

 

 

未経験の転職で難易度が高いのは専門職への転職

WebエンジニアやWebデザイナーなどの専門職に転職を考えている人は特に難易度が高いと理解しておくべきです。

では未経験でもエンジニアやデザイナーへの転職を成功させるために必要なことがあります。

キリン旦那
ポテンシャルを企業に感じさせることができるかどうかが鍵です

もちろん、専門職以外の職種でも未経験での転職はポテンシャルが大切です。

 

未経験の場合、企業が採用で求める条件はポテンシャル

IT・Web業界が未経験の場合、転職活動を成功させるためには、ポテンシャル要素をいかにアピールできるかが重要です。

キリン旦那
ポテンシャルとは将来性や可能性という意味です。

平たくいうと、成長が見込めて活躍できる将来性や可能性があるか・ないかということです。

ポテンシャル採用にとって有利になりやすいのは年齢が若ければ有利なのは事実です。ただし30代でも強みがあります。それはこれまで培ってきた経験です。

これまでの経験を武器として持っておきながら、ポテンシャルを示せれば良いということです。

ではポテンシャルはどのような点で感じるかご紹介していきます。

 

ポテンシャルを感じられる6つの特徴

キリン旦那
ポテンシャルが感じられる人は以下のような6つの特徴を持っています。

ポテンシャルを感じる6つの特徴

  • 素直
  • 自責思考
  • 成長意欲
  • 行動力
  • チャレンジ・失敗を恐れない
  • 自分を客観視できる

これらを持っている人は未経験であっても将来性を感じることができて、採用においてもプラスの印象を与えられることができます。

逆にこれらを感じさせることができないと未経験での転職は厳しいと言わざるを得ません。

 

30代ならこれまでの経験をアピールしよう

キリン旦那
30代の方はポテンシャルを感じさせつつ、これまでの経験を転職先でも活かせることをしっかりアピールすることが大切です。

20代よりも若さをアピールできない分、経験で勝負しましょう

例えば、営業職であれば、交渉するときの前準備やリサーチ、対クライアントとの折衝力なども活かせます。

筆者の場合、外部委託会社へ発注し、協力会社のスケジュール進行や現場管理をしていました。その経験から、ディレクター職も向いていると現場の方から言われた経験があります。

プロジェクト進行管理能力というのは業界は違えど活かせる汎用的なスキルだったりします。

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未経験で転職をするならば覚悟しておくべきデメリット

キリン旦那
IT・Web業界に未経験で転職をする場合、覚悟しておくべき6つのデメリットがあります

覚悟しておくべきデメリット

  • 正社員採用はされない可能性がある
  • 年収が下がる
  • 独学を常にする必要がある
  • ブラック企業の可能性も高い
  • 転職エージェントに相手にされないこともある
  • 自分で解決する努力が必要

ひとつずつ詳しくご紹介していきます。

デメリット①|正社員採用はされない可能性がある

未経験ということで最初から正社員として採用されない可能性があることを意識しておいた方が良いでしょう。

最初は契約社員もしくは場合によってはアルバイトのような形態になる可能性もあるでしょう。

なぜなら、IT・Web業界は基本的には即戦力採用なので、未経験者にじっくり丁寧に教育に時間を割くことできません。

キリン旦那
数ヶ月という試用期間内であなたを正社員として採用しても良いかを見極める期間が設けられることでしょう

 

デメリット②|年収が下がる

未経験の場合、ほぼ確実に年収は下がると覚悟しておくべきでしょう。

デメリット①でもご紹介したように、最初から正社員になれる可能性も低いことから当然、年収も下がります。

年収が下がるということは、毎月の生活にも直結することから、転職後にどのように生活をするべきなのかイメージをしておくことをおすすめします。

人によっては、貯金を切り崩して生活をすることにもなるでしょう。

キリン旦那
家庭を持っている方であれば、転職前にパートナーにも相談をしながら生活のイメージを共有しておくことで転職後に後悔する確率を減らすことにつながります。

 

デメリット③|独学を常にする必要がある

30代未経験の転職は、新卒から仕事をしてきた人と比べると圧倒的に時間の差があります。その差を埋めるためにはプライベートの時間で学ぶことを継続する必要があります。

またIT・Web業界は日々進化のスピードが早い業界のため、ベテランになったとしても学び続ける必要があります。

学び続ける意欲と、時間を使える環境づくりも大切です。

独身であれば自分の意思で自分の時間を使えますが、彼女がいたり、家庭を持っている場合はそうもいきません。

キリン旦那
パートナーにしっかり事情を伝え、そのための時間を使いたいことを理解してもらうことが重要です

 

デメリット④|ブラック企業の可能性も高い

未経験者でも採用している企業の中には、未経験でも良いから人手の補充で採用をしている企業もあります

そのような企業は労働環境が過酷なケースもよく見受けられます。

ただし、どうしてもIT・Web業界へ転職をしたいということであれば、時には選り好みをせずに受け入れることも必要だと考えます。

キリン旦那
私が未経験で転職した企業は、終電まで働く人も多く、繁忙期には会社に宿泊するような人もいました。世間一般的にはブラック企業と言えるでしょう

ただし、それでも当時の私は、企業の中で実務を経験し積み重ねることが、労働条件よりも優先順位が高かったため、あまり気にはしていませんでした。

中期的に考えても当時その会社に転職をしたことで、今があると胸を張って言えるので、個人的にはよかったと感じています。

 

デメリット⑤|転職エージェントに相手にされないこともある

未経験ということで、即戦力の人材しか積極的にサポートしない転職エージェントも存在します。

彼らもビジネスなので転職を支援できない可能性の高い人に時間をあまり割いてくれません。

ただし、未経験でもサポートしてくれる転職エージェントはありますので、それらを活用してみると良いでしょう。

オススメの転職エージェント

 

デメリット⑥|自分で解決する努力が必要

IT・Web業界で働く場合、業務上でわからないことがあったら、まずは自分で調べるクセをつけることを強くお勧めします。

IT・Web業界ではスラング用語で「ググれカス」という言葉があります。

(人に質問する前に)それくらいGoogleで検索しろカス野郎という意味

業務でわからないことがあったらまずは自分で調べてから、それでもわからなかったことを質問するということを徹底しましょう。

 

未経験で転職を成功させるためには戦略が大事

30代未経験で、IT・Web業界の転職活動を成功させるためには以下のような内容を前もって意識して戦略的に行動することをオススメします。

キリン旦那
私の場合、当時やっていたことを整理すると以下のことを実践していたのでご紹介します

意識しておくと良い戦略的行動

  • IT・Web業界の特徴や企業を調べる
  • 今後のキャリアについて整理し考える
  • 足りないスキルは独学やスクールで学ぶ
  • ポテンシャルをアピール
  • 長期視点で損して得取れ

 

戦略的行動①|IT・Web業界の特徴や企業を調べる

キリン旦那
最初は特定の業界や企業を絞り込んで調べるよりも、広く網羅的に調べることをオススメします

なぜなら30代未経験の場合は幅広い視点で業界を見ていくことで、これまでの経験をプラスで活かせるところが見つけやすくなるからです。

例えば、不動産業界出身であればIT系の不動産テック企業。営業職であれば営業職を支援するITサービスを開発している企業などなど。

また自分ひとりでリサーチをするのではなく、転職エージェントの力も利用しましょう。

IT・Web業界未経験でも相談に乗ってくれる転職エージェントがオススメです。

転職エージェントは日々、業界の動向や企業の採用情報を集めアップデートしています。それらの情報をもとにあなたに合いそうな業界や企業を調べて提案してくれます。

それ以外でも以下のような特徴がありますが全て無料で利用できるため、お試しで相談して見ても良いでしょう。

転職エージェントを利用するメリット

  • 企業にあなたのことをアピールしてくれる(書類選考時や選考中)
  • 面接の日程調整や、条件交渉など代行してくれる
  • 面接対策のアドバイスをしてくれる

 

戦略的行動②|今後のキャリアについて整理し考える

キリン旦那
30代で未経験の業界に飛び込むためにもこのタイミングで今後のキャリアを見つめ直してみましょう

必ず面接でも今後のキャリアについて聞かれます。

その時に中長期的なキャリア展望に絡めてなぜこのタイミングなのか?なぜIT業界なのか?ということも併せて答えられると良いでしょう。

 

戦略的行動③|足りないスキルは独学やスクールで学ぶ

キリン旦那
IT業界は変化の早い業界です。そのため変化に対応するために学び続ける必要もあります
 

特に未経験から専門職(エンジニアやデザイナー)になる場合は、スクールの方が最初の基礎固めという点でお勧めです。

インターネットで検索して出てくる独学方法も参考にして良いですが、これから学び始めようという方はスクールで体型的に学ぶ方が成長スピードが速くなります

エンジニアであれば、テックキャンプやDMM Webキャンプ、デザイナーであれば、女性向けにはSHEというスクールサービスもお勧めです。

 

戦略的行動④|ポテンシャルをアピール

キリン旦那
未経験からIT業界を目指す方は、ポテンシャルをアピールすることができれば、グッと転職が成功に近づきます

ポテンシャルを感じる特徴でご紹介した内容は30代でも感じさせることができます。

そのためには、口だけでなく実際に行動やアウトプットをしているかが重要です。スクールに通ったり、独学で学んだことを実際にアウトプットしていることで、その人の行動力や成長意欲を感じさせることができるからです。

専門職の方であれば、自分のアウトプットをポートフォリオとしてまとめてみても良いでしょう。

 

戦略的行動⑤|長期視点で損して得取れ

キリン旦那
行動というよりも考え方になりますが、未経験で転職をしたい場合は、短期視点で物事を考えるよりも中長期視点で考えて方が良いでしょう

例えば転職直後は、年収は下がるので一時的に生活に影響が出たり、学ぶことも多い分プライベートの時間を犠牲にするでしょう。その代わりに仕事に打ち込み成果を出すことに集中することで、年収も上がってくるでしょう。

私も未経験から転職後、3年未満で転職前の年収を超えることができました。

正社員以外の契約でスタートした人でも、真面目に取り組む姿勢が認められることで正社員へステップアップも可能です。

最初は苦しいかもしれませんが、半年後や1年後を見据えて前向きに取り組む意識も時には必要な考え方です。

 

まとめ:30代未経験でも戦略次第でIT転職はできる!

これまでお話ししてきたように、短期目線よりも中長期で考えると良い結果を生む戦略をとったことによって、私自身も30代未経験でIT業界に転職することができました。

また世の中には80歳を超えてもアプリ開発者になるような方もいます。参考記事:ついに国連で講演へ!82歳プログラマーが語る「100年時代の思考法」——「人生は風見鶏でいい」

このような記事を見ると、人間いくつになっても、やりたいと思ったことを叶えられるポテンシャルは誰もがもっているなと感じます。

 

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