この記事がおすすめな人
- IT業界は将来性がないと聞いて不安になっている人
- 自分の職種はどうなのか?と不安になっている人
今回はこんな悩みを抱えている方への内容になっています。
わたしは現役IT・Web系企業サラリーマンで元IT業界転職エージェントの経験をもとにお伝えしていきます。
この記事でわかること
- IT業界の将来性
- IT業界で需要がある人が持つスキル
それではさっそく見ていきたいと思います。
IT業界の将来性はないのか?
結論からお伝えすると、IT業界自体は将来性があります。
理由は以下になります。
IT業界:将来性の要因
- 生活に必要なもの・サービスに浸透している
- AIやIoT、クラウドなど技術革新・スピードが早い
- 全世界の人がユーザーになりえる
- 市場規模の拡大・成長
- 投資額の増加
ひとつずつご紹介していきます。
IT業界の将来性①|生活に必要なもの・サービスに浸透している
あなたは家にいる時に、調べ物をするときにスマートフォンで調べたいことをYahoo!やGoogleなど、時にはTwitterやYouTubeで調べることもあるでしょう。そこで気に入った商品をネットショッピングします。また仕事でもExcelやWordといったオフィス製品も使うことでしょう。
あなたは上記のようなITサービスを日常生活や仕事で利用する日も多いはずです。
このようなサービスを提供しているのがGoogle、マイクロソフト、Apple、アマゾン、TwitterのようなIT企業です。
近年はこのようなITサービスが生活の至るところで浸透していますね。
これによって生活が便利になったり、仕事が効率化したりなど恩恵を多く受けているため、このようなサービスは今後も増えていきますし、無くなることは考えられないですよね。
IT業界の将来性②|AIやIoT、クラウドなど技術革新・スピードが早い
近年の技術革新によって、IT業界はとてつもないスピードで成長しています。
話題に上がる5Gにより通信速度が10〜20倍に向上することで、IoT:Internet of Things(モノのインターネット)により家や車、機械などが相互に通信ができるようになることで、より生活が快適になったり、仕事の効率化・生産性が高めることができます。
またクラウドサービスの発達によって、テレワーク、リモートワークが可能になったり人の働き方にも影響が広がっています。
IT業界の将来性③|全世界の人がユーザーになりえる
IT業界は形のないサービスを提供しているため、簡単に国境を越えられます。つまりIT業界のサービスは全世界の人に使ってもらうことが可能になるということです。
現に私たちの生活に根付いている製品やサービスは既にアメリカ発のもので溢れています。GoogleやiPhone、アマゾン、ネットフリックスなどなど数えればキリがありません。
日本発のITサービスは海外と比べるととても少ないのですが、最近のIT・Web系ベンチャー企業だとメルカリやスマートニュースなどが海外展開していたりしますね。
IT業界の将来性④|市場規模の拡大・成長
年々、IT業界の市場規模は拡大・成長しています。
2020年からコロナ影響もあり、規模が減退しましたが、これからの生活様式にあったIT製品やサービスが浸透しつつ、新たな市場も生まれてきているため、推移も右肩上がりになるとされています。
IT業界の将来性⑤|投資額の増加
企業による設備投資も増加しています。またITベンチャー・スタートアップ企業への投資マネーも年々増加しています。
投資家やVC(ベンチャーキャピタル)もビジネスなので、投資額以上を数年後に回収できなければいけません。そのため、業界や市場、企業の独自性、社長の人柄などを分析し、根拠を持って投資しても良いと判断した時に投資がされます。
そのため、IT業界や企業は成長性が高く見込まれていると言う裏返しになります。
お金が集まると言うことは、企業の設備投資や人材採用などにも活かされるので、製品やサービスの成長とともに、市場規模の拡大にもつながっていきます。
将来性があるIT業界おすすめ転職エージェント
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IT業界の将来性についてご紹介しましたが、ではなぜ「IT業界は将来性がない」「未来がない」と言われるのでしょうか?
続いてご説明していきます。
IT業界は将来性がない・未来がないと言われる原因
主な要因としてはAI(人工知能)技術の進化と人材不足と言われています。
IT業界:将来性や未来がないと言われる原因
- AI(人工知能)技術の進化
- 深刻な人材不足
AI(人工知能)やロボット等で代替される仕事がある
AI(人工知能)の進化によってIT業界の事務員からエンジニアまでもがAIに仕事を奪われると言われています。
メディアなどでも不安を煽るように報道もされています。
■日本の労働人口の約 49%が、技術的には人工知能等で代替可能に
引用元:日本の労働人口の約 49%が、技術的には人工知能等で代替可能に - 野村総合研究所
深刻な人材不足
特にこれからの技術革新を推し進めるためにはエンジニアが必要です。
貴重なエンジニアが根本的に不足していますし、エンジニアを育てるためには幼少期からの教育も重要です。
AI技術の進化を担うのもエンジニアですしね。
教育がまだまだ諸外国と比べて遅れをとっていることや、日本の総人口が今後増えていかない、少子化問題が根本的に根深い課題となってIT業界に将来性がない、未来がないと言われてしまう背景と言えます。
このようなAI(人工知能)やロボットの進化、人材不足の不安要素に対してどのように考えておくと良いでしょうか。
IT業界に将来性がない原因に対する考え方
AI(人工知能)には得意なことと不得意なことあると言われています。
AI(人工知能)が得意なこと
- 計算・情報処理
- シンプルなパターンがあるタスク
AI(人工知能)が不得意なこと
- 人の感情を読むこと
- 創作やクリエイティブなこと
- 複雑な判断が必要なこと
このようにまだまだAIといっても万能ではありません。
人でしかカバーできない仕事というのは無数に存在します。ただし、AIやロボットにできることも飛躍的に増えていくでしょう。何も対策撃たずに待っているのではなく、私たちはスキルアップや強みを作っていくことが必要です。
つづいて、深刻な人材不足についての考え方をご紹介します!
人材不足になっている原因は様々ありますが、大きな分類としては教育不足と人口不足が原因です。
人口不足や幼少期からの教育も含め国策の範囲になってきますが、人材不足を埋めるために最近のIT企業は外国人採用も積極的に進めています。今後海外人材の流入も増えてくるでしょう。
AI(人工知能)やロボットが浸透し始めているのと、海外の優秀な人材に囲まれて仕事をすることになった時に、生き残れる人はどのような人材なのでしょうか?
続いて、IT業界で需要がある人材についてご紹介していきます。
IT業界で需要がある人材とは?
IT業界で将来性がある職種
- エンジニア(セキュリティ・インフラ・サーバーサイド、フロントエンド)
- デザイナー(UI、UX、グラフィック)
- プロダクトマネージャー、マーケティング・リサーチャー
- 企画職
このような経験やスキルを持っている人はAIやロボットの進化で代替されるリスクも少ないです。今後のIT業界の成長とともに需要がますます高まるでしょう。既に人材不足ですしね。
ただし、その職種で仕事をしていればずっと安泰とは言えません。
なぜならAIや技術革新、世の中の変化はとても早いです。また、AIやロボットの進化で新しく生まれる仕事も出てくるでしょう。
世の中の変化とともに学び続け成長していく必要があります。
特定の専門的なスキルを持つ職種がある人は需要が高いことは分かったけど、その他の人はどうすれば?と考える人もいると思います。
このような不安を持っている方も安心してください。
専門的なスキルを持っていいない人でもIT業界で需要があるスキルを説明します。
汎用スキル(ポータブルスキル)を身につける必要性
将来の不安を持っている人はぜひ、汎用スキル(ポータブルスキル)を身につけましょう。
ポータブルスキルとは、環境や職場が変わってもどこでも活かせるスキル(持ち運びができるスキル)です。
専門的な職種や業界の変化に影響しない、汎用的なスキルと言えます。
具体的には以下のようなスキルがポータブルスキルと言えます。
- 論理的思考能力
- 提案能力
- コミュニケーション力
- プロジェクト進行、管理能力
汎用的スキル(ポータブルスキル)について詳しくまとめている記事も参考にしてみてください。
IT業界で求められる人材とは?求められる9+1の能力について解説
このように国も汎用スキルの重要性を示していることから、今後の成長スピードが早いIT業界において必要なスキルと言えます。
まとめ:IT業界の将来性がない!は間違いだが、需要が高い人材になることは重要
まとめとして、IT業界の現状と今後から考えて、IT業界は将来性が高い業界といえるでしょう。
しかし、AI(人工知能)やロボットの進化、日本においては海外人材の流入も予想がつくことからも、ひとりひとりが需要の高い人材に成長していくことが必要不可欠です。
汎用スキル(ポータブルスキル)を身につけることで、IT業界内でも重宝される人材になれますので、ひとつずつ身につけていくのが良いでしょう。
IT業界の企業でも汎用スキル(ポータブルスキル)が高い人はたくさん居るので、現場で見て学ぶことも可能です。
将来性も考え伸びているIT業界で仕事をするのはあなたのキャリアアップにおいてもプラスになります。
IT業界への転職活動を成功させるには、転職サイトへ登録もしつつ、転職エージェントも併用がおすすめです。
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