この記事がおすすめな人
- 口コミがないからブラック企業かも?と不安
- 口コミがない会社に転職しようか悩んでいる
今回はこんな悩みを抱えている方への内容になっています。
わたしは元転職エージェント・会社の採用面接官の両面の経験を持つ現役Web/IT系ベンチャーサラリーマンです。私自身もこれまでに5回以上の転職をし口コミがない会社にも転職をした経験を元にお伝えします。
この記事でわかること
- 口コミがない会社の特徴
- 口コミがない会社だからといってブラック企業と決めるつけるのは早い
- 転職を検討する上で確認するべきポイント
それではさっそく見ていきたいと思います。
そもそもなぜ口コミを書くのか?
口コミサイトは企業で働いたことがある人が書くものですが、なぜ口コミを投稿するのでしょうか?
それは、口コミサイトに登録して口コミを投稿するメリットがあるからです。
例えば、他の会社の口コミ情報が見れたり、転職サービスが受けれたり。既に登録している方はよく分かっていることだとおもいます。
つまり、口コミを投稿する人もあなたと同じように転職を考えている人ということになります。
では口コミが無い企業はなぜ口コミが無いのでしょうか?
口コミがない会社の特徴
口コミがない会社は以下を見るとベンチャー企業に多い傾向が見えてきますね。
- 創業・設立したて
- 社員も少なく退職者がまだ少ない(いない)
口コミがない会社というのは、口コミを投稿する人自体が少ないので口コミサイトに掲載されていないだけの可能性も高いです。
番外編:口コミが削除されていることもある!?
口コミが削除されている可能性も否定できません。その場合、事実とあまりにもかけ離れ、根拠のない口コミが投稿された場合、企業は口コミを削除することを口コミサイト側に申請することができます。
口コミサイトの規約上、しっかりと裏付けがされないと削除はできないようですが、そういった手段を取る企業もいるでしょう。
今となっては口コミサイトを閲覧するのは転職活動でも割と主流になってきています。
そういった状況の中で、悪い評判が広まってしまうと企業の採用活動に支障が出てしまいます。企業としては当然避けたいところですよね。
参考にしない方が良い口コミ
口コミサイトを見ていると、あまり参考にしない方が良い口コミもあります。以下のような口コミです。
- 3年以上前の口コミ
- 組織体制が変化したとき
以下で詳しく見ていきたいとおもいます。
参考にしない方が良い口コミ①:3年以上前の口コミ
あまり参考にならないです。
特にベンチャー企業の場合は組織や事業の変化スピードも速く、状況も1年でガラッと変化することはよくあります。
大企業の場合でも3年も経つと組織変更があったりするため、こちらも参考にならないと考える方が良いでしょう。
ベンチャー企業でも大手企業でも、良くも悪くも変化する可能性があるので、3年以上前の口コミはあまり参考にしない方が良いでしょう。
参考にしない方が良い口コミ②:組織体制が変化したとき
こちらも直近で組織体制変更が起こった前の期間の口コミはあまり参考にしない方が良いでしょう。
組織再編や他社との統合によって会社内部は変化に対応しようと必死です。会社の制度もどんどん変わっていきます。
そのため、口コミサイトに書かれているような状況から良くも悪くも変化している可能性が高いです。
こういった情報は企業ホームページに掲載されていることも多いですし、面接等でも質問して状況を自分の目と耳で判断することが重要です。
結局、口コミがない会社に転職するのはやめておいた方が良いのか?
結論から言うと、判断基準は今後のあなた自身のキャリアをどう考えているかにかかっています。
上でも見てきたように口コミがない企業というのはベンチャー企業の傾向が高いです。
ですが、口コミサイトでベンチャー企業について調べているという方は、その企業について以下のように少なからず考えているのではないでしょうか?
(その企業に転職したら自分のキャリアにとって何かしらプラスになるのではないか?)
参考までにですが、ベンチャー企業に転職して得られそうなことは例えばざっくりとですが以下のようなことです。
- 成し遂げたいビジョンや事業に惹かれ、自分もその一員として成し遂げる仕事がしたい
- 企業の変化スピードが早いので、その中で自分自身も成長角度を上げてキャリアアップしたい
- 縦割りの文化ではなくフラットに成果を出して評価を出して成長していきたい
などなど、ベンチャー企業ならではの特徴があるとおもいます。
こういった観点をしっかりあなたの中で押さえた上で以下のことを考えてみましょう。
あなたのキャリアや成長にどのように影響するか整理する
あなたのキャリアや成長にとってメリットとデメリットをしっかり整理することが最重要です。
その上で、行きたいと思える企業であればチャレンジしてみましょう!
もしもあなたのキャリアや成長観点でベンチャー企業が合わなそうだなと感じるのであれば、やめておいた方が良いでしょう。
採用担当者以外のメンバーと面談させてもらいましょう
ベンチャー企業であればカルチャーフィットするかという観点でも重要な判断基準になります。
採用担当者だけでなく、現場のメンバークラスとも会わせてもらうように依頼してみましょう。
現場がどのような仕事をしているのかなどを聞いた上で、自分にとって良いと感じるのか、イマイチだと感じるのかを判断しましょう。
転職のプロ(転職エージェント)に相談してみる
転職のプロ(転職エージェント)にも相談してみることをおすすめします。
様々な会社の情報を取り扱っている転職エージェントが名前も知らないような会社は避けておいた方が無難でしょう。
もし転職エージェントがその会社の情報に詳しいようであれば詳しく聞いた上で判断しましょう。
まとめ:入社してみないと自分にとって良いかどうかは判断が難しい
結局のところ、入社してみないとその企業の全容は見えてきません。元も子もない話ですがそれが現実です。
それでも入社を決める前にやれることはやっておくのが大切です。
だたし、とても大事ことですが、口コミサイトの情報はあくまでひとつの情報として鵜呑みにするのは絶対に避けましょう。
その口コミを投稿した人にとっては合わない会社だったという可能性もありますし、逆にあなたにとってはメリットと捉えることができることもあります。
自分ひとりで判断するのではなく、転職サイトや転職エージェントを複数併用して情報を集めた上で最終的に判断しましょう。
私のオススメはリクルートエージェントです。
転職エージェントの中でも老舗で大手なので、業界をまたいで情報量が豊富に集まってきます。総合的な転職エージェントに一度、相談してみて情報を集めることをおすすめします。
あなたの転職活動の良い参考になれば幸いです。それではまた!