この記事がおすすめな人
- 転職したばかりで失敗したかもと後悔し始めた人
- 転職後にすぐ辞めてしまうとキャリアに不利になるのか気になっている人
今回はこんな悩みを抱えている方への内容になっています。
わたしはこれまでに5回以上の転職をし、その中には約1年の短期離職〜再転職も経験してきました。過去には転職エージェント・会社の採用面接官の両面の経験を持つ現役Web/IT系ベンチャーサラリーマンです。
この記事でわかること
- 転職後、短期間での再転職はアリかナシか?
- 再転職を考える前にやるべきこと
- 企業は短期転職者をどのような視点で見ているか
それではさっそく見ていきたいと思います。
転職後、短期間での再転職はアリかナシか?
結論から言うとアリです。
令和2年上半期雇用動向調査結果という統計データを元に見ていきたいと思います。
離職期間 | 離職率 |
6ヶ月未満 | 20.98% |
6ヶ月〜1年未満 | 12.75% |
1年〜2年未満 | 15.09% |
2年〜5年未満 | 22.26% |
5年〜10年未満 | 12.06% |
10年以上 | 16.87% |
このデータを見ると
6ヶ月未満で20.98%。
6ヶ月〜1年未満で12.75%。
1年未満だと33%ほど辞めています。ほぼ3人に1人の割合になります。結構辞めてますね。
このデータからも短期間で再転職するのは世間一般的にいうと割と良くあることだと思っていて良いでしょう。極端に不安になることは不要です。
ただし、短期間での再転職は割と良くあることだけど、すぐに転職活動を始める前にやるべきことがあります。
再転職を考える前にやるべきこと
具体的には以下のことに取り組むと良いです。
- なぜ失敗したのか…と感じていることを書き出してみる
- 今回の転職軸を再確認
- 入社を決めた理由も整理
- 上記1〜3を踏まえ、現職で自分の力で何かしら良くする(改善できる)ことができるかを考えてみる
要は冷静になってスキルアップ・キャリアアップのネタがあるかを、したたかに考えるぐらいが丁度良いと思います。
私の場合、感情面は切り離して、再転職をする前にその会社で得られる・学べることは何かを冷静に整理しました。
一方で、もし自分の力で改善できることが無いなら早めの再転職は検討すべきでしょう。
ただし、できることが無い場合でも、なぜ転職に失敗してしまったのかをきちんと振り返って自分の言葉で言えるようにしておくのがオススメです。
アクションはした、それでもどうにもできないこともある
私の場合、入社して初日に面接で嘘をつかれていたことが判明し、上司に対する不信感が日に日に積もっていきました。
約1年ほどで再転職しましたが、その間、仕事の成果をしっかり出す、現場の業務改善アクションなどをした結果、良い評価もいただけました。
でも、その会社・経営層に対する不信感はどうやっても消せませんでした。
面接時点で嘘をつかれるということは、恋愛に例えると付き合う前に彼氏・彼女がいるのに居ないと言って別な人と付き合うぐらいひどい嘘だと思っています。恋愛関係で言えば遅かれ早かれ関係は破綻するのが誰にでもわかることかなと思います。このような会社と信頼関係を築くことは難しいですよね。
アクションもそれなりにしてみて、改めて振り返ったときに最初から嘘をつくような会社にずっと居続けるのは、自分自身の気持ちに正直では無いなと思い、転職を決意しました。
こういった感情面においてはどうにもできないこともあるので、このような気持ちは転職を考えた理由として正直に伝えると良いと思います。
私も正直に伝えた結果「言いづらいことを丁寧に話してくれてありがとう」というポジティブな反応を示してくれた企業が多かったです。
アクションはしたが、どうにもできない時は第三者に相談してみるのもオススメです。
オススメの転職エージェントはリクルートエージェント。
転職エージェントの中でも老舗の会社なので様々な転職事例の情報を持っているため、一度、専門家に相談してみるのも良いでしょう。
企業側視点:面接でチェックするポイント【再転職の間隔が短い人の場合】
今度は視点を変えて、企業が面接時にチェックするポイントをみていきたいと思います。
その前に、前提として再転職の感覚が短いかどうかの判断は企業によって見方が違います。
大手企業の場合:
2−3年でも短いと判断されやすい
Web/IT系ベンチャー・スタートアップ企業や外資系企業の場合:
在籍1年ぐらいでも実力がある人で企業が求める採用要件にフィットすれば選考も進めることができるでしょう。
Web/IT系ベンチャー・スタートアップ企業や外資系企業の場合は、評価基準が成果に比重が置かれている傾向が強いためです。
さて、話を戻しますが、
私自身、採用面接官も担当した経験があるのでその経験も踏まえてお伝えすると、チェックするポイントは以下3点です。
- 今の会社の転職は失敗したみたいだけど、その失敗についてどのように捉えているか
- そんな状況で何か行動をしたか?
- 上記の2点をきちんと言語化できているか
なぜこのような観点が企業として気になるのかというと、
企業としてはネガティブなことばかりに囚われる人よりも、今の状況をポジティブに捉えチャレンジできる人に入社してほしい、採用したいと考えています。
その裏には、どんな企業にもネガティブな要素は大なり小なり必ずあります。そのためネガティブな状況下でもポジティブな考えで行動が取れる人なのか?を見極めたいという企業側の考えがあります。
私自身、ネガティブな状況でも改善アクションをした結果、その内容も評価され再転職できて年収もアップすることができました。(精神的にはかなりキツかったのは正直なところですが…)
余談ですが、あなたが今抱えている問題はどこに行っても起こりうる可能性があります。これはあくまで私の経験上ですが。
だからこそ、今見えるネガティブなことに囚われすぎずに、冷静になりつつも少し長い目線であなたの今後を考えていく時間が重要だったりします。
まとめ:辞めるのはいつでもできる!その前に冷静に考えてみよう
転職が失敗したかもと思った時に不安いっぱいになるかもしれませんが、まずはあなたが今考えていることを可視化してみましょう。
可視化した上で、転職に失敗したと考えるならすぐに転職活動を始めてみるのが良いでしょう。
特に精神的な面で合わないなと判断できるのなら、あなたの時間がもったいないですしね。
再転職を検討し始めたら転職エージェントの力も借りてみましょう!
転職活動は仕事をしながらだと本当に大変だと思います。時間と労力を使ってまた同じ失敗はしたく無いですよね。
次の転職を成功させるためには第三者からのアドバイスも参考にすることで成功確率はアップしやすいです。
なぜならあなたが見えていない視点からアドバイスをもらえたり、転職検討する企業に詳しいエージェントもいるので良い情報を得ることが可能だからです。
無料で相談できるので上手に活用しましょう。
私のオススメはリクルートエージェントです。
なんと言っても業界No.1の転職成功実績がありますし、キャリア相談から履歴書や面接対策、年収交渉などもして貰えるので、時間がない中でも転職活動がとても楽になるのでオススメです。
この記事が誰かの参考になれば嬉しいです。
それではまた〜!